冷え性対策のための漢方で体温調節

東洋医学での冷え性は大きく二つに分けられます。第一に、虚弱体質による冷えです。体温が低く、体の芯が冷えているため、体調を崩しやすく、疲れがたまりやすいです。これは、体の熱や栄養分となる血をつくる内蔵の働きが弱く、結果として体温調節機能が弱いからだとされています。
虚弱体質の冷え性対策としては、漢方薬の当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が効果的です。血を新たに作り出しながら水と血の巡りをよくすることによって、体温調節をサポートします。
第二として、不安や緊張からくる冷えがあります。手足などの末端四肢に特に冷えを感じます。周りの環境変化や仕事といったストレスの多い状況で出てきます。体が固くなっているために血がうまく巡らず体温調節ができていない状態です。
このタイプの冷え性対策としては、加味逍遥散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうかん)が効果的です。精神を落ち着かせ、短期間で効果が出てきます。

冷え性対策には体温調節を良くする食事を

冷え性対策に、体の体温調節をうまく機能させるためには、体を温めやすい栄養素を摂取するようにしましょう。食事から体を温める材料となる栄養素を積極的に摂取することで、体が体温調節をうまく行うことが出来るようになるので、手先を温めてくれるのです。
体を温めるために必要な栄養素は、脂質です。しかし脂質は特に意識をしなくても、通常の食事から充分に必要量を摂取することが出来ます。
大切なことは、この摂取した脂肪を利用し、脂肪を燃焼させることで体温を上げることです。脂肪を燃焼させるために必要な栄養素は、ビタミンB群です。
摂取した脂質はビタミンB群により代謝され、そして体を温めるために使用されます。そのため、脂質を摂取しても体が温まらないという人は、体内でのビタミンB群の量が少なく、うまく脂質を利用できていないのです。
このように冷え性対策のために体温調節をするためには、脂質とビタミンB群の連携が大切です。冷え性が気になる人は、ビタミンB群を多く摂取するようにしましょう。